仙台市体位データについて

仙台市体位データについて

児童・生徒の身長・体重に関する知見は予防医学の見地からも重要と考えられます。身体状態を正確に評価することが、健康状態評価のための必須条件であり、特に成長途上にある子どもの場合には、身体の発育・発達状態の評価が健康状態把握の基本的条件ともなるからです(マリーナRM、ブシャールC)。また、肥満・やせ、巨人・小人症など、体型に現れる疾患のスクリーニングに必要な情報ともなっています(学校保健統計調査)。

仙台市では市立の全小中学校の小学6年生と中学3年生を対象に全数調査で身長・体重を測定してきました。この調査は、東北大学医学部衛生学教室近藤正二教授によって、1934年(昭和9年)から小学6年生を対象に始められています。1952年(昭和27年)から中学3年生も対象となっています。2003年(平成15年)まで10月に測定された記録が蓄積されてきました。これらの解析結果については、毎年仙台市に報告等を行っております。

また、これまで様々な研究結果を報告しております。

前述したように東北大学医学部衛生学教室で始まった調査ではありましたが、東北大学大学院医学系研究科環境保健医学分野(1999年4月〜2011年3月)に所属していた黒川が現在主な解析等を行っています。

本件(分析等を含め)に関してのお問い合わせは、黒川修行(n-kuro@staff.miyakyo-u.ac.jp)までお願いいたします。